障害年金徹底解説 ダウン症者はいくら?いつからもらえる?

障害年金 ダウン症児はいくらもらえる?いつから?

ダウン症児を支える親の悩み1位は”将来の生活”。特別支援学校を卒業し、社会に出る年齢になった時、親の支援が必要なのか?自分でお金を稼ぎ生活できるのか?

そんな不安を解消してくれるのが、将来もらえるお金”障害年金”。

一体いくらもらえるのか?いつからもらえるのか?ダウン症者としての障害年金を徹底解説いたします。

 

障害年金概要

障害年金に関する基本情報をまとめます。

障害年金には障害基礎年金と障害厚生年金の2種類があります。障害厚生年金はサラリーマンが障害を負った時に支払われる年金で、ダウン症者が20歳から受け取れる年金は障害基礎年金です。以下すべて障害基礎年金に関する情報を記載します。

 

支給される期間

  • 支給開始年齢:20歳
  • 支給終了年齢:一生涯

原則20歳から一生涯受け取れる障害年金。本来は20歳から年金に加入し、その後障害状態をおった場合支給されるのですが、20歳より前に障害を負っている人は年金加入した時から支給されます。なのでダウン症を持った人たちは、この障害年金・お給料・親からの支援で生活を成り立たせます。

ある程度収入のある障害者は支給停止されます。これは20歳以前から障害を負っている人だけの所得制限です。20歳以降に障害を負い障害年金を受け取っている人に、所得制限はありません。詳しくは以下に記載しております。

 

支給される金額

  • 1級:975,100円(月額 約81,258円)
  • 2級:780,100円(月額 約65,008円)

※平成28年4月~平成29年3月までの金額

障害年金の金額はその時の情勢によって毎年4月に改定されます。過去数年の障害年金の推移がこちら↓

平成23年度 788,900円
平成24年度 786,500円
平成25年度 778,500円
平成26年度 772,800円
平成27年度 780,100円

増えている年もあれば、減っている年もあります。将来の年金金額は増えるとも減るとも解りません。

1級の方が受け取る金額は2級の1.25倍です。2級の金額は老後受け取れる老齢基礎年金と同額になります。

 

1級2級はどう判別される?

療育手帳や障害者手帳を申請する時に診断を受けた方が多いと思います。それと同様に障害基礎年金を受給する際にも診断を受け診断書を書いてもらいます。1級2級の判別は診断書が全てです。その診断書がこちら↓

障害年金診断書(120号の4精神の障害用)

※知的障害で障害年金を受給する場合は、精神の障害用診断書を使用します。

年金の申請は非常に複雑です。手数料は必要ですが、社会保険労務士に依頼するとスムーズに受給申請できるでしょう。さらに社会保険労務士に依頼した場合は1級認定をもらえる確率が高くなると言われています。

 

所得制限

障害年金は原則所得制限による支給停止はありません。どれだけ大金持ちでも支給条件に合った障害を負った場合、受給する事ができます。しかしダウン症のように20歳以前に障害を負い、20歳から受給している人には所得制限が設けられています

扶養家族0人の場合の所得制限は以下の通り↓

  • 所得462.1万円~:全額支給停止
  • 所得360.4万円~:半分支給停止

かなり稼げるダウン症者だった場合は支給停止されてしまいます。計画的に就労する必要がありますね。

 

税金はかかるの?

障害年金は非課税で受け取れます。所得税も住民税も引かれる事はありません。

 

年金保険料は引かれるの?

国民年金保険料は免除になります。ただし一般企業で働くなどして、厚生年金の適用者になった場合は厚生年金保険料を納めます。その場合減額もありません。

国民健康保険の保険料も自治体によっては減免してくれます。市役所等に行き聞いてみるとよいでしょう。

 

将来の生活に関して

障害年金を受給できたらそれで安心か?ここでは将来の生活に関して簡単に追記をしておきます。

 

障害年金だけで生活できるの?

前述した通り、1級で月額8万円程度。2級で6.5万円程度です。親元で暮らすなら十分生活はできますが、グループホーム等独自に生活していく事は難しいと言わざるを得ません。

障害年金だけでの生活は難しいですが、ダウン症の場合は働いている方も多くいらっしゃいます。障害年金+給料+親からの支援金があれば十分に暮らしていけます。

親から支援金を一切もらわず、グループホームで生活するダウン症を持った方々は沢山いらっしゃいます。

 

障害年金以外に支給されるお金は?

最重度の障害と認定された場合は特別障害者手当が支給されます。特別障害者手当ては、重度の身体障害者、精神障害者が日常生活を送る際、特別な介護を必要とする在宅障害者で、20歳以上の人に支給される手当です。

支給額は26,000円程度(月額)で、毎年金額は変動します。

最重度障害の場合働く事が難しいので、こういった手当で生活補てんをしていくのです。

一応所得制限が設けられています。

 

生活保護は受給できるの?

障害年金+生活保護費で生活する障害者も多くいらっしゃいます。しかし生活保護を受給するためには条件が厳しく、親が資産を残した場合は受給できない可能性が高くなります。

 

最後に

障害者が将来を暮らしていけるぐらい日本の福祉は充実しています。なので極度に不安視する必要はありません。しかし”なんとか生活できる”状態ではなく、”ある程度娯楽も楽しめる生活”をするためにお金は必要です。前もって資金計画を建てる事が、将来のダウン症者もしくは支える親の生活を豊かにするのだと思います。ぜひ専門家等に相談してみてください。

 

3 件のコメント

  • ダウン症の大人の生活って?活躍するすごい方たち | PINATANの子育てブログ より:

    […] 障害基礎年金の詳細はダウン症総合情報サイトへ […]

  • ダウン症の大人の生活って?活躍するすごい方たち | PINATAN より:

    […] 障害基礎年金の詳細はダウン症総合情報サイトへ […]

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