ダウン症のエコー写真 週目によるBPD・NT・FLを解説 エコーを見ながら確認

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ここでは胎児がダウン症児だった場合、エコー写真に出てきやすい特徴を書きます。出生前診断を受けなくても、ダウン症を持っていた場合エコーに特徴的な情報が現れます。

 

「首の後ろにむくみがありますね」「浮腫がありますね」「手足が短いですね」「頭が大きめですね」様々な状況をお医者様から聞くたびに不安になることでしょう。よくわからないとより不安がますと思います。

徹底してダウン症に現れる特徴を解説しますので、ぜひご自身のエコー写真と見比べながら読んでください。知れば不安も少しは和らぐと思います。

 

2D 3D 4D エコー検査の違い

まず妊婦さんへ受けるエコーの種類からまとめます。

 

2D 3D 4Dエコーとは

  • 2Dは横と縦だけ撮影
  • 3Dは横・縦・奥行撮影
  • 4Dは横・縦・奥行を動画撮影

こんなイメージだと思います。

4Dは実際に胎児が動いている様子がわかりますので、とても愛着が湧く映像が見られます。時には不気味に思う人もいるようですが。

3D・4Dエコー検査は追加料金が必要な産科も多く、DVDに保存してプレゼントしてくれたりします。私はお姉ちゃんの時、4D検査をしてDVDまで購入しましたが、一度も再生していません(笑)

しかし私の友人で不妊治療の末やっと妊娠した夫婦は4D映像を毎日みて、産まれてくるのを心待ちにしていました。価値観は人それぞれですね。私の息子(ダウン症)の時は4Dエコー施設のない病院で検診を受けていました。一回みてみたかったな。

 

2Dよりも3D・4Dエコー検査の方がいい?

胎児を見る場合、現在の2Dエコー検査方法もかなり進化しており、3Dとあまり差はないと言われています。しかし奇形に関しては3Dの方が判断しやすいようで、口角亀裂も3Dの発達で発見率が上がったとの事。

後述しますが、ダウン症の疑いをエコーで知るには3D 検査も受けた方がよいかもしれません。

 

エコーで出るダウン症の特徴

ここではエコー検査に出てくるダウン症の特徴を書きます。

 

後頭部の浮腫 NT

エコー検査での特徴は数点ありますが、一番多くみられる特徴が”後頭部の浮腫”。簡単に言うと、後頭部のむくみです。ダウン症の人達は後頭部がむくんでいますが、胎児の頃からその特徴があり、判断材料として最も多いと言われています。

検査数値はNT(Nuchal Translucency)と表記され、その数値を基にダウン症のスクリーニング検査とされます。

妊娠初期はNTが増大傾向にあり、多くの場合時間経過と共に消失します。高い数値が継続したり、または肥大する事でダウン症等の障害を疑う事となります。

日本産婦人科医会のホームページにこのような表が記載されています。

※日本産婦人科医会HPより転載

妊娠12週の年齢別ダウン症児が生まれる確率のグラフです。妊婦が30歳でNTが2.5mmだったら可能性は1%となっています。現在の年齢と照らし合わせるとリスクの大きさが判断できる事となります。

 

手足が短い

胎児の成長を図るバロメーターの一つが、大腿骨(太ももの骨)の長さ。エコー検査での表記はFL(Femur Length)と表記されています。

※おしえてsanより転載

この数値よりも下回っていた場合、未熟児として生まれる可能性が高くなります。さらには四肢短縮症やダウン症の疑いがもたれ、出生前検査を薦められるケースもあります。

私の息子も25週目ぐらいまで、毎回”足が短い”と言われ続けました。FLが平均数値よりも若干小さかったのです。完全に私の遺伝だと思っていました。そして26週目に標準の中に入り安心していたのを覚えています。

 

頭が大きい

頭の大きさを図る数値がBPD(Biparietal Diameter)FOD(Front Occipital Diameter)があります。

大雑把に説明すると、BPDが頭蓋骨の横幅、FODが頭蓋骨の縦幅
※かなり省略して説明していますので、正確にはお医者様に聞いてください。

エコーに書かれているのはBPDの方が多いようですね。平均値が以下の通りです↓

BPD平均値

  • 8週~11週 15~20mm
  • 12週~15週 15~35mm
  • 16週~19週 25~55mm
  • 20週~23週 40~60mm
  • 24週~27週 55~75mm
  • 28週~31週 65~80mm
  • 32週~36週 75~95mm
  • 37週~41週 80~98mm

35週目の息子(ダウン症)のエコー写真をご覧ください。右下にBPDと書かれた欄の数値です↓

35週でBPD91.0mm 正常値です。

ダウン症でも出てくる特徴と出てこない特徴があるので、総合的に見ていく必要がありますね。

 

心疾患

ダウン症の約半数は心臓に合併症を持ち生まれてきます。息子も心臓に2つの穴を持参しました。胎児の状態でもわかる心疾患なら、ダウン症の判断材料の一つとなるのです。

エコーの中でも心臓に特化した心エコーと言うものがあります。かなり精密に心臓の状態を調べることができ、もし心臓に疾患がわかれば、その後の妊娠生活に気を付ける等対処ができるのです。

ただ心エコーは通常のエコー検査で異常が確認された後受けるのが一般的です。息子は心臓の穴が小さく、エコー検査で異常は見られませんでした。なので心エコーまでは受けていません。

 

その他

鼻骨の成長遅滞・小指の関節が一つ少ない等々、細かな判断材料はまだあります。それらは生まれて来たダウン症児の特徴と似ている部分も多々あります。

一度ダウン症時の特徴を確認して見てください。エコー写真を見るポイントがわかるかも。

ダウン症の特徴 顔などに表れる身体的特徴を写真付きで解説

2016.08.31

 

結局ダウン症はエコー検査でわかるの?

答えはNO!です。NTが6mmでも、BDPが異常値でも、心疾患が発覚しても、ダウン症の診断はできません。

胎児でダウン症と判断できるのは”羊水検査”のみ。クアトロ検査もあくまで可能性を示唆するものであって、確定的な診断はできないのです。

羊水検査にはある程度の流産等のリスクも存在しますので、受けるかどうかは熟慮されると思います。羊水検査は15週目以降に実施され、通常16週or17週に受ける方が多いです。そして約2週間で診断結果がでますので、20週ぐらいにはダウン症なのか違うかが判明します。

 

あなたは堕胎しますか?

この記事を最後まで読まれた方の中には、現在妊娠中で心配されている方もいるのではないでしょうか。もしエコー検査でダウン症の疑いがでた、もしくは羊水検査でダウン症と診断された場合、中絶されますか?出生前検査でダウン症の疑いが出た人たちの97%が中絶を選択されたそうです。その気持ちも痛いほどわかります。

21週6日までなら、中絶は法律で認められています。当然障がいの有無で中絶はできませんが、ご家庭により様々な事情がありますからね。13週目以降の中絶だと死亡診断書も火葬も必要です。

昔ダウン症と診断され堕胎した夫婦を特集したTV番組がありました。どのご夫婦も非常に辛い決断で、どのご夫婦も後悔の念をお持ちだと言っていました。

 

ある番組で重度ダウン症の子どもを育てる松野明美さんがこう言っていました。

「生んでみなとわからない事が沢山あった」

昔と比べて非常に育てやすい環境が整っています。ぜひダウン症と言う病気と向き合ってみてください。

息子の様子を綴ったブログに、彼が生まれた時の心境を書いています。一度ご覧ください。
ダウン症児のエコー 誕生 告知 絶望 生まれた時の心境

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