ダウン症者の寿命は何歳まで? 思った以上に長生きできる!?

ダウン症の寿命

ダウン症を持っている人たちの寿命は一体何歳なのか?ダウン症児を育てる親としては、少しでも長生きして欲しいと思います。

一昔前は”成人になる前に亡くなる”と言われていました。おじいちゃんおばあちゃんのダウン症者ってあんまり見ませんよね。

医療が進歩した現在、一体何歳まで生きられるのでしょうか?ダウン症者の平均寿命を考えてみます。

 

ダウン症者の寿命

様々な角度からダウン症者の寿命について見ていきます。

 

1950年頃の寿命

今から65年以上前は”成人前には亡くなる”と言われており、平均寿命はだいたい12歳だったそうな。

ただ戦後の物資も揃っていない時代。衛生環境も悪い中、ダウン症候群だけが短い寿命の原因ではなさそうですね。

 

2000年頃の寿命

ある医療講演会で話された0歳と1歳の平均余命は以下の通り。

  • 0歳:48.9歳
  • 1歳:51.2歳

健常者の平均寿命は80歳前後なので、長生きとは言えないかもしれません。

平均余命とは、その年齢の人間があと何年生きるかの年齢

 

現在の寿命

正確な統計は出ていませんが、ダウン症者の寿命は60歳近くまで伸びてきたと多くの講演会で話されています。医療の進歩と共に、ダウン症を持った人たちも長く生きられる世の中になってきました。

 

短命の子どもも多い

ダウン症児の多くは合併症を持って生まれてきます。半数は心臓疾患を、1割ほどは血液疾患があります。私の周りにも生まれてすぐ亡くなった子供、3歳の時に心臓手術をして亡くなった子もいます。まだ小さく体が出来上がっていない間は、細かな部分にまで注視し、お医者様の指示をしっかり守って生活しましょう。

 

最高齢のダウン症者は?

イギリス・ロンドンに住むジョイス・グリーンマン氏が、最高齢のダウン症者としてギネスに認定されています。その年齢はなんと87歳。ほかにも80歳を超えているダウン症の方々は世界中にいらっしゃいます。今後はそれも珍しくなくなるのかもしれません。

 

長生きによる問題点

長生きによる問題点

ダウン症者が長生きする時代になり、問題となっている部分もあります。

 

親亡き後

一番大きな問題とされているのは”親亡き後”。親に支えられているダウン症者が多い中、先に親が亡くなってしまったら、ダウン症者を支えるのは一体誰?きょうだい児や親戚が代わりに支えてくれるのですが、きょうだい・親戚のいないダウン症児はどうなるのか?

例えば30歳でダウン症児を出産し、80歳まで生きた場合、ダウン症児はまだ50歳。10年以上は生活していきます。

 

アルツハイマー病

ダウン症者は健常者と比べて、早期にアルツハイマー型認知症になる研究結果が発表されています。脳にあるアミロイドという成分が認知症を引き起こすリスクを上げ、ダウン症者はその成分が多くあるのが原因とされています。

アルツハイマーに関する治療薬は飛躍的に進歩しており、ダウン症者のアルツハイマー発病を抑える研究も進んでいます。早期に治療薬が開発される事を強く期待します。

 

親の健康寿命

最近注目されている”健康寿命”。元気なうちはダウン症者の身の回りの世話も難なくこなせても、病気がちな余生の間は子供の面倒が見れるのでしょうか?厚生労働省が発表している健康寿命は以下の通り。

  • 男性:71.19歳
  • 女性:74.21歳

※平成26年厚生労働省資料より

社会適応させるためにも、大人のダウン症者は共同で生活ができるグループホームに入る人達が多い。親が亡くなる前ではなく、親が健康でいられなくなるまでに、自立ができる環境を整えてあげる事が重要なのかもしれません。

 

最後に

ダウン症児が生まれた時、一部の親は”短命であれば・・・”と考えてしまうかもしれません。しかし時が経つにつれ”一日でも長く生きてほしい”と心境がみな変わります。現在はその願いが叶いやすい時代になってきました。

しかし問題も沢山あるので、事前にしっかりと対策を練り、明るい未来が描けるようにしておきたいものです。

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